山口醫院便乗値上げ

 便乗値上げのお知らせ。

 皆々様のお陰をもちまして山口醫院は予約の取りにくい状況が続いております。ありがたい事に診察枠を増やして欲しいという要望もあります。また事情に応じて診察時間外にも対応する事も出てきております。

 診察枠を増やす事にやぶさかではありませんが、その為には他の業務を減らさなければなりません。現在外勤を数カ所で行い、講演等も行っておりますが。最も収益が低いのが山口醫院です。この状況で診察枠を増やす事は出来ず、また山口醫院への問い合わせに対する応対で日常に支障をきたしております。私の価格設定の間違えや問い合わせに対する応対が原因だと反省をしております。

 諸般物価高騰、今後政府の借金を国民に肩代わりさせる為の税負担高騰に対応するにはインフレを目指すしかないと考えました。私が出来るインフレ寄与は山口醫院の診察料等を値上げです。この事で山口醫院の診察枠を増やす事が検討可能になります。これまでに受診されている方にはこれまでの診察料を適応致しますが。来月よりの診察料を当院のブログにある様に値上げ致します。

 生活習慣を通じて自身と環境の健康を整える事に価値を見出せる方の受診機会を増やすべく今回の値上げとさせて頂きました。

 なお山口醫院で行っている事は私が尊敬する医師や治療家の技術を組み合わせているだけです。私のオリジナルは何もありませんのでご自分で情報を集めて行う事が出来る物です。私のブログに全てではありませんが行っている事を書いております。それらが少しでも参考になれば幸いです。

 皆々様のご健康とご多幸をお祈りしつつ。

菌ドック

 私は腸内環境を良くする事を治療の主軸にしています。これまで腸内環境の検査を行わずに来ましたが、今回腸内の細菌を検査する菌ドックという検査を初めました。

 これは腸内の善玉菌が多いか、菌の多様性が多いかや肥満を起こしやすいのが多いのか、エクオールという女性ホルモンと似た物質を作る菌が多いのか等を調べられます。

 これまで多くの腸内細菌を調べる検査を見て来ましたが、この検査は比較的廉価で行う事ができます。

 便中の遺伝子を調べる事でその菌がどの程度いるかを調べる検査ですから、嫌気性菌といって酸素に触れると死んでしまう菌を調べる事もできます。

 悪玉菌が多いかよりも善玉菌の割合や、多様性を見られるので自分がいまどの様な状況にあるのかを知る事ができます。

 腸内環境が悪いのかどうかは自覚症状からも推測する事が出来ますが、腸内環境が良い状態を保てているか、善玉菌の中でどの様な菌が多いのかは自覚症状だけではわかりません。特に酪酸産生菌という免疫の調整や、 ビタミンDの代謝に関わる菌がいるかどうかが判定できる事を私は重要だと思っています。

 また腸内環境が良くなっている自覚症状だけではない客観的な指標にもなります。

 この様な検査は一度やって終わりでは無く治療の前後や治療の家庭で定期的に見る必要が出て来ます。その場合にも使いやすい検査です。

 自分の腸内の菌の多様性を知りたい、アレルギーを抑制する菌が多いかどうかを知りたい、太りやすい菌がいるかどうかを知りたい場合にも有用な検査です。