空とは空では無い、空に見えるだけ。

 人が認識できる物の多くはエネルギーです。触覚には温痛覚と振動覚が含まれこれは振動を感じます。振動は100Hzほどまで感じると言われます。熱や痛みを感じるのもエネルギーです。

 聴覚は20,000Hzまでと言われていますが、もっと高い音も感じると言われています。

   光もエネルギーです。人が光として完治できる周波数は限られていますが、光として完治できる紫外線は人の肌にエネルギーを与えビタミンDの合成をしたり、メラニンを作る刺激となり、度が過ぎると火傷の様になります。赤外線も目で見る事が出来ないエネルギーですが、熱として感じる事が出来ます。匂いや味は化学物質が受容体に着く事で感じますが、物質はそれぞれに振動をしています。これらの受容体もその様な振動を感知しているのかもしれません。

 人はこの世に存在する物全てを知覚できません。よほどの強さでなければ放射線を感じる事はありませんし、テラヘルツが話題になっていますが、この周波数も感じる事もありません。

 原子や分子も振動しています。量子も振動していますが人が感知する事は出来ません。

 人が発しているエネルギー、周波数もあります。人の臓器ごとに固有の周波数があり、人の脳波、心電図、筋電図も周波数です。人の感情にも周波数があると言われています。身体を動かせば周波数が出ます、声も周波数、楽器を演奏しても周波数、人の体からは赤外線が出ているとも言われています。

 気と言う物もあります。気が晴れる、気鬱、気が合う、気が合わない、気持ち悪い、気ちがい、正気の沙汰じゃない、気に押される、気に飲まれる、気負い過ぎ、気で勝る、気を呑む、気追いのない。この気は五感で感じる物ではありませんが、感じる物です。この気はエネルギーでは無いでしょうか。

 人以外にも使います、気の良い場所、薄気味悪い場所。気の立っている犬、呑気な猫。雨の気配、秋の気配。

 人は体外からの気、エネルギー、周波数と様々な呼び方がありますがこれらを感知し、影響されます。

 気に影響されないと言う方もいるかもしれませんが、突然大きな音がしてびっくりするとか、騒音の様な音楽を聴いてイライラするとか、政治家や官僚の国会答弁を聴いてイライラする、心地良い音楽を聴いて気が休まる、良い香りでホッとする。これらは外から来た影響です。

 更に言えばテレビやラジオ、インターネットの情報も周波数です。これらが人に及ぼす影響は計り知れません。喜怒哀楽全てが誘発されます。空中を飛び交う電波、電磁波、それらが受信機を通じてもたらす映像、音、情報。人は電波は電磁波を直接情報として感知する能力はありませんが、電磁波を厭う人もいます。

 人は感知できる範囲の情報しか認識する事は出来ません。私の目からパソコンのモニター間に埃が舞っていない限り空としか思えないのです。しかしこの空間には気体の分子が舞っています。更に照明やモニターから放出された光子が飛び交っているのです。その他様々な認識できない物質やエネルギーが蠢いているのです。

 何も無い様に見えて詰まっている空間がここにあります。

 そしてこの空間に影響を受けることも与える事も人は出来ます。

 空気それは空に見えて気の満ちた空間。いつも良い気分でいる事が大切です。