久しぶりに、庭仕事。庭仕事と言ってもほぼ藪漕ぎ。笹とヤツデ、低木が生い茂るのを切り、引っこ抜く。こんな日当たりの悪い所に何故芽が多く出るのか?槙の幼木も数本見つかった。
日当たりの良い草が生える様な場所で見た事が無い。
予々(かねがね)思っていたが、木が生えるのには強い日は必要ないのではないか。
何度かこの様な幼木や若木を引っこ抜いて移植したが日当たりの良い場所で成功した事が無い。まあ水をやる事の無いせいもあると思うが。
草を見てみても季節の移ろいで変わって行く。その時期春の草が芽吹き出す。その草が生えると次の季節の草と変わってゆく。これは草刈りを大してしないからわかる事。
うちの庭を見ていると笹が生えてヤツデが出る。その後落葉樹が出て、常緑樹、針葉樹。
これも前の持ち主から放ったらかしが出来たから観察出来た事。
若い植物には直射日光は適さない。
おそらく野菜も同じではないだろうか?他の植物の木陰で芽吹き、次第に大きくなり直射日光が当たる。
大きな木の下の藪の中で木々の声や鳥の声を聞きながら考える。私は何と独善的な存在であるかと。私が切りたいからと笹を切り、ヤツデを引っこ抜く。そして見つけた槙やアケビは切らない様に気を付ける。
植物は地面に日が当たらない様にしているのでは無いかと考える、独善的な私はその点には気を付けて藪を切り開いていく。禿山にしてはならない。
私たちは禿山を作ろうとしていないだろうか?そんな事を思いながら私の楽しい時間は過ぎ去ってしまった。
森を護る、これが護国であり私の楽しみ。