人は見た目で決まる

 良く人は初めの見た目の印象で90%以上決まると言います。私もそう思います。私たち日本人は良く気が合うとか、意気投合とか、反りが合うとか言います。まあ反りに関しては性的な意味がある気もしますがまあそれは置いておいて、その様な感性が無くなってしまったから見た目の印象で決めてしまうのです。

 ではどの様な見た目が良いのか?それは人によって変わります。私の様な表通りを歩けない様な人間はスーツを着ている人間が目の前に現れたら怪しいと思います。スーツで無くても俗に言う見目麗しい服装をしていると詐欺師に思えるのです。

 面白い物で都会に行くとスーツを着ている人間が普通の人間で普段私が田舎でしている格好をしていると怪しい人間となってしまいます。

 田舎にいると少々体にお絵かきがしてあっても気にしませんが、都会でお絵かきがしてあると物騒な人に感じます。

 これはつまり見た目は全く真実の意味を持たないという事です。人が気でその人を見る事ができなくなっているのでその代わりに見た目に判断基準を使っているだけという事です。そうしたら現在の真っ当な感覚を持っているならそれを使わない手はありません。

 昔で言う身だしなみが良く丁寧な言葉遣いをする人、人の為に何かすると表面上いう人そんな人が中身に関係なく信頼されてしまうのです。

 そんな人間の不祥事ばかりです。人からお金を集めて民間企業なら計画倒産もあります、政府や自治体は無駄に税金を使っても変な理屈をつけて謝罪もありません。それが今で言う見た目を取り繕う人のやり口です。ですから人を見た目で判断をしてはいけません。言葉遣いで判断をしてもいけません。

 詐欺師はそんな事百も承知です。そして本当の詐欺師は自分の手下に詐欺をしていると思わせません。それが本物の詐欺師です。

 私は医療に関わっていますが、現場で仕事をしている人間の多くは自分が人を害する事をしていると思わずに人に良い事をしていると思い込んで仕事をしているのです。

 そしてその思い込みは洗脳です。間違っている事を認められないのです。その洗脳をする詐欺師はいつも見た目から騙して来ます。詐欺師は自分にも洗脳をしているので自信満々です。

 もし世の理に少しでも触れた人間は自分が何も知らない事を知っています。自分が無知な事以外に自信が持てる事は無くなるのです。