先月拙書が出版されました。お陰様で好評を頂き多くの方に読まれている様で私としても喜んでおります。多くの方に本を読んで頂き、健康になって頂く事と食べる食材が変わる事で環境が良く成る事になれば良いなと思っています。
今後の問題として科学技術の進歩と共に様々な技術が生活の中に入り込んできます。人の身体は適応に時間を必要とします。今危惧されている5Gを始めとした電磁波もその一つです。今の世の中はエレクトロニックスモッグです。ラジオ、テレビ、通信用の電波がそこら中に溢れています。それにスマホやWifiが加わっています。その他にも電磁場が電化製品や配線で作られます。
人は意識していなくても地磁気の影響を受けています。最近伝書鳩が帰って来られなくなっていると言われますが、そこも電磁波の影響では無いかと言われています。私も田舎にいる時と都会にいる時では方向感覚にが違います。人の便利さのために他の動物を狂わせて良いのか?これは倫理的に大きな問題となります。地球や宇宙は人だけのものでは無くそこに存在する全ての物質の資源です。人間中心の物の見方をしていると、もし宇宙人が現れた時この星は力が強い物が好きな事をして良いと判断してしまうかもしれません。
少し横道に逸れましたが、他にも新技術で作られた人工の肉や人工の遺伝子を使ったmRNAワクチン、遺伝子組み換え食品が出てきています。これらの影響は未だ分かりませんし、他の生物の遺伝子を人の都合で勝手にいじって良いのかという倫理的な問題があります。
この様な課題だらけの新技術です。
生物はこれまで遭遇した事の無い物に直面するとストレスを受けます。これに対する反応が交感神経の働きを強くし血圧を上げ、血糖を上げる事です。この事でストレスに対処しようとするのです。今の人間社会はストレスだらけです。毎日忙しく仕事をし、電磁波を浴び、睡眠不足、食べ物は精製され添加物だらけの物が多く、騒音を浴び、大気汚染物質にまみれる。ストレスを受けている人はイライラします。イライラした人が近くにいるとこれもストレスになります。
一歩外に出れば九人の敵がいる。一歩家に入れば十人力の敵がいると言われます。血圧が上がるのは当然の事です。
この状況が続くとどうなるか?交感神経の神経ではノルアドレナリンやアドレナリンが作られます。この物質を作る時に活性酸素が作られます。つまり神経でノルアドレナリンやアドレナリンを作れば作るほど細胞に負荷がかかるのです。人の細胞は活性酸素を除去する機構を持っています。しかしこれは加齢と共に衰えて来ます。活性酸素を除去する事が出来なくなると神経細胞が死んでしまいます。そうするとノルアドレナリンやアドレナリンが出なくなります。
そうするといつの間にか血圧が下がってしまいます。
ストレスを受け続けるとストレスに対処する交感神経が擦り切れて動かなくなってしまうのです。精も根も果てた。といった感じでしょう。
この状態は健康とは言えません。
そうなら無い様にするにはストレス管理が必要になります。過度なストレスが続かない様にする。言うは易し行うは難し。特に知らぬ間に多くのストレスを受けていては余計に難しくなります。こんな中私は田舎に行く事を推奨しています。騒音や電磁波、大気汚染。そして高い人口密度。全てがストレスです。
都会で健康的な生活をする事は困難だと思って来ましたし、これからは更に難しくなるでしょう。田舎で変ないじり方をしていない植物を自分で取って生活する。これが一番健康的な生活です。