これまで感情から空想、空気まで話を進めてきましたが人が目に見えない物に大きく影響を受けている事がわかったかと思います。

 ではそれに対してどう対処するのか?

 氣を変える事。氣というと何か特殊な能力を持った人が出す印象を持っている人もいるでしょうが全ての人が氣を持っています。気が合う・合わない、気が強いとか気が弱いというのもその一つです。落ちるとか上がるとか言うのは前に氣が抜けています。

 日本語を使っている人は日常的に氣と言う概念を用いているのです。

 氣を変えるというと何か難しい事と思うかもしれませんが、皆さん日常的に行っています。お昼に刺身定食食べようと思っていたのに、メニューを見たら氣が変わって秋刀魚の塩焼きになったとか、そんな氣が変わる事は良くあるんじゃないでしょうか?ビール飲むつもりがハイボールになったとか、明日からダイエットするつもりが氣が変わって明後日からになるとか日常茶飯事です。これらは自分の頭の中の空想を変えています。

 他には氣分が変わる。という表現もあります。氣分は感情に近い意味もあり、やる氣を起きる、怒る氣も失せる、意気消沈等の表現もあるのです。

 氣と言うのは変わりやすい物です。東洋医学での氣も流れる物だとされています。

 この氣は自分で変える事が出来ます。感情は空想の世界の中で増幅されますが、これは自分でこの感情は行き過ぎだと思えば止める事が出来ます。別にそんなに嫌な事でもない、悲しい事でも無いと思えば氣が変わり体も変わります。刺身定食から秋刀魚の塩焼きに変わったイメージで変えられるのです。

 この氣を変えるという事は難しい事もありますが、慣れると変わり易くなります。自分の氣が変わると言う事は自分の空想が変わります。そうすると自分の空気が変わります。そうすると周りの人も変わるのです。

 病気といいうのは病の氣です。この氣を変える事が大事な事の一つです。